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Equipment:
Canon 5D
Sigma 8mm F4 EX DG Circlar Fisheye
Sigma 15mm f/2.8 EX DG FISHEYE LENS f/CANON
Kaidan Spherical Bracket with Quick Release Camera Mount
Kaidan QuickPan Rotator Base

Software:
PTGui
Photoshop


基本的に、パノラマのHDRIも、Chrome Ballを使ったものと
作り方は一緒です。
まず、パノラマの画像を、露出を変えて作成します。
(この辺は、パノラマ画像作成で検索すると詳しいページが
かなり見つかると思います。)
そして、出来上がったものを、PhotoshopでHDRIに合成します。
Photoshopのファイル→自動処理→HDR に統合で、露出毎に作成した
パノラマを合成します。
解像度の高いものに関しては、露出毎のそれぞれのファイルを、
同時に合成するので、そこそこメモリを積んでいないと、厳しいかもしれません。


Parking_15mm

Kabukicyo_15mm

Hikarigaoka_PartII_15mm 11050*5525

HDRIを使ったライティング

基本的に、写真などの実写映像にCGをなじませるには
いろいろな方法や技術がありますが、特にライティングは
かなり設定や角度などをいじっても、満足いく結果が
出にくかったりします。
しかしながら、HDRdomeLightを使って擬似的にHDRIによる
環境光を作り出したり、finalRenderやBrazilなどのレンダラーで
HDRIを使った照明を使うことにより、ほぼ望みどおりの照明が
少しの手間で得られることが、多くあります。
なので、まず始めにHDRIの作り方から入りたいと思います。


まず、周囲の環境光を映し出すためのアルミ?球が
必要です。東急ハンズで、8000円くらいで20cmくらいの
球が買えます。予算に余裕があれば、1万中盤くらいで
もっと大きくより鮮明な像が得られる球の方がいいでしょう。

球が、準備できたら、HDRIに使いたい環境・時間に合わせて
撮影に出かけましょう。

今回の撮影には、オリンパスのC4040ZOOMを使いました。
恐らく基本的には、同クラスのカメラであれば、他の
メーカーでも、同じような機能であると思います。
絞りとシャッタースピードを、マニュアルにする
設定にして下さい。
HDRShopの説明によれば、影のエリアと過度に明るいエリアを
もった一枚と、その中間の写真があれば2枚の写真でOKでも
あるが、基本的には4,5枚くらい撮るのがいいということです。

まず、シャッタースピードを1/150くらいで、F2、F3くらいの
開放側で写真を撮ってみて、普通に調度いい写真が撮れてるか
チェックしてみます。もし明るすぎたりしたら、シャッタースピードを
上げて暗くします。
調整が済んだら、F10から順番に1Fづつ開放していきながら
撮って行きます。
そうすると、大体デジカメはF2くらいまでなので、9枚の写真が
撮れます。ほんとは、もっと少なくてもよいのですが、念のために
それくらい撮りました。
次に、写真をPhotoshopに取り込み加工していきます。
本来は、写り込んでる撮影者を消すべきなのですが、
今回は時間が無かったので、そのままにしました(汗)。
トップの一番明るい写真にあわせて、微妙なズレをなおして
いきます。安定した重めの三脚があれば、この作業は
必要ないでしょう。
最期に背景を黒に染めて、球のふちを上下左右ぎりぎりまで
切り取り、それぞれのレイヤーを一枚づつセーブしていきましょう。
HDRShopを開き、Create→Calibrate Camera Curveで、
Camera Response Curveを作ります。
9枚の写真をLoadし、F1づつずらして撮影したのでF1-Stopを
選び、Goで計算を始めます。
表の順番は、HDRShopが自動的にそれぞれの写真のPixel値を
見て、その強度順に並べてくれます。
計算されているグラフに変化が無くなったら止めます。
で、図のようにグラフが立て軸から消えてるとこから
手前に青い矢印をもってきて、グラフを制限します。
そして、CurveをSaveします。
ちなみに、他の方のHDRIチュートリアルに書いてあったの
ですが、この青い矢印はResHack等でダイアログリソースの102で
グラフの縦の長さを伸ばさないと、表示されませので、各自で
調節をして下さい。
つぎに、Create→Assemble HDR from Image sequenceで
先ほどのCurveを使って、HDRIを完成させます。
9枚の写真をLoadします。
Camera Response Curve→Change→Customで、先ほど作った
Curveを読み込みます。
Calculate Scale IncrementsでCalculateを押し、
計算が終わったら、GenerateImageを押します。
これで、HDRIが完成しているはずです。
基本的に、元の写真と色が異なり、緑がかっていたり
赤がかっていたりしたら、Calibrationで失敗している
筈なので、もとの画像に大きなずれはないか等
前の手順に戻ってチェックしてみましょう。

このHDRIをとった場所を背景に撮っておいたので
簡単にオブジェクトを並べて、適当なマテリアルを
割り当ててレンダリングしてみました。

カメラマッチ等しておらず、手動で適当にオブジェクト
を並べただけなのですが、HDRIのライティングの力で
結構なじんで見えたりします。
またこのHDRIを含めたいくつかのHDRIを置いておきますので
お試しください。


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